この記事では、ドラゴンクエスト5の映画(ユアストーリー)を映画館で見た感想をネタバレしたいと思います。
ドラクエ作品でも一番人気のあるドラクエ5が、フル3DCGになって映画化されました。
ドラクエ5といえば、ビアンカとフローラどちらかと結婚する斬新なシステムが人気の秘密でした。
(DS版になって第3の女デボラがでたことでデボラファンも増えましたねw僕はDS版をもっているので全員と結婚しましたw)
ただ、今作のドラクエ・ユアストーリーではビアンカとフローラしか登場しません。
また、ビアンカの声が有村架純さんでしたがガチで声質が合っていました!
フローラの波瑠さんもお淑やかな感じでよかった!
僕が映画館で見るポイントは「エンドロール後にコンテンツがあるか」です。
エンドロール後に僕らに対するメッセージがありましたので詳しくお伝えしていきます。
そこで今回は、
- ネタバレ注意!ドラクエ映画ユアストーリーのあらすじを暴露
- ドラクエ映画ユアストーリーの辛口感想
- エンドロール後は僕らに対するメッセージ
これらをお伝えします。
ネタバレ注意!ドラクエ映画ユアストーリーのあらすじを暴露
ユアストーリーのストーリーは大きく分けて3つのパートがあったと思いました。
- 幼少期からフローラやビアンカとの出会い・結婚
- リュカとビアンカが石化され8年後の復活
- 大神殿でのマーサ救出作戦&最終決戦
ガッツリネタバレしちゃうので、まだ作品を見ていない方は見ないでください。
では詳しく見ていきましょう。
幼少期からフローラやビアンカとの出会い・結婚
冒頭はスーパーファミコンの画面で主人公誕生シーンから物語りは始まります。
ざっくりストーリーが進んだ後、3DCGになるのはパパスと主人公リュカがサンタローズで修行しているところからです。
サンタローズは雪国の設定みたいですね。
サンタローズを出た2人はラインハットでヘンリー王子と出会い、そのままパパスがリュカとヘンリー王子を庇って亡くなるまでサクサク進みます。
原作どおり、大神殿の奴隷となったリュカとヘンリーは樽の中に入って脱出を試みます。
そのときスラりんが2人の後を追っていくのでした。(ラストへの伏線です)
無事に脱出したヘンリーはラインハットへ戻り、リュカはパパスの遺言に従ってマーサを探す旅へ。
途中、スラりんを仲間にしゲレゲレとも再会します。
情報を集めにサンタローズに戻ったリュカはサンチョと運命の再会を果たすのでした。
そして、フローラの住むサラボナへ到着するのだが、お約束どおりブオーンを倒すことに。
再開したリュカとフローラはお互い相思相愛でした。
一度ブオーンにぼろ負けしたリュカは酒場でビアンカと再会。
原作とは違い、ビアンカはベギラゴン使いの凄腕冒険者になって活躍していました。
ビアンカと一緒にブオーンを討伐しにでますが、結局、ブオーンを天空の目(天空人)で配下にして討伐終了。
そしてビアンカと結婚をすることに。
リュカとビアンカが石化され8年後の復活
サンタローズで出産を迎えたビアンカは原作とは違い、男の子アルスだけを出産。
原作では男の子と女の子の2人だったのでシンプルにしましたね。
出産したのも束の間、ゲマたちがサンタローズに襲ってきました。
リュカは応戦しますが、戦力の差は歴然で石化されてしまいます。
大神殿に連れ去られたビアンカも石化されてしまいます。
原作では、石化した2人はオークションで転売されてセレブの家に置かれていたのですが映画上仕方ないでしょう。
それから8年後。
アルスとサンチョは石化を解除するストロスの杖をダンジョンでゲットし、ギガンテス3匹に追われながらリュカの元へ。
リュカの石化を解除すると息子と運命の再会を果たす。
再会の喜びも束の間、ギガンテス3匹に追いつかれたアルスはリュカから天空の剣を受け取り、一撃でギガンテスを駆逐する。
アルスが天空の勇者だと判明したわけです。
次にビアンカを助けるべく、マスタードラゴンを復活させるため妖精の国から過去に戻ります。
大神殿でのマーサ救出作戦&最終決戦
無事にゴールドオーブでマスタードラゴンの力を取り戻したプサンは、リュカやアルスと共に大神殿へ。
石化したビアンカを発見したアルスはストロスの杖で石化を解除、家族全員で歓喜の再会に。
そして、マーサを救うべく大神殿最上階へ進むとゲマらが待ち受けていました。
ここでヘンリーやブオーンも加わり総力戦です。
ゲマは力を失う寸前、マーサを取り込み魔界の門を開く呪文を唱えます。
そのままゲマは消え去り魔界の門が開きますが、アルスが天空の剣を門へ投げハッピーエンドのはずが・・・
突然、魔界の門からミルドラースが出現し時間がとまり世界が崩れ去ってしまいます。
異空間で何が起こったか分からないリュカは、ミルドラースから衝撃的な一言を放たれてしまいます。
「キミはVRゲームしている」
という真実でした。
すべてはプログラムで、ミルドラースは制作者が作ったウィルスとのこと。
ゲームをやめて現実へ戻ってこい、というミルドラースの力にリュカはハッとリアルな記憶を思い出します。
でも、ゲームも自分の真実と思っているリュカはミルドラースに対抗します。
そのとき、スラりんが登場し自分の正体を「管理者」だと明かします。
スラりんがウィルスを駆逐する剣になってリュカがミルドラースを倒すと、ドラクエ5の世界が帰ってきました。
そこにはビアンカやアルスたち、全員が待っていました。
サンタローズを目前に見れる丘でドラクエ5の冒険は終了することを察しますが、自分の冒険はまだ続いていくと決心するところで終わりになります。
ドラクエ映画ユアストーリーの辛口感想
ユアストーリーを見る前は、詳しい情報を入れずに映画館に入りました。
ドラクエ5のストーリーは長めなので、もしかすると結婚するシーンくらいで今回は終わり、次回作もあるのかな?と想像していたんですが、ギュッと強引に1本に詰め込んできましたw
ストーリーが急展開すぎるので、原作を知らないと「???」という状態だと思います。
しかも街の様子や人間関係、ダンジョンやアイテムなんかも何もかもすっ飛ばしているので、映画が終わったあと見てみるとガチ勢には批評が多い印象です。
ま、でも、僕的には面白かったです!
ストーリーも重要な部分だけを抽出し、とりあえず1本筋が通っている感じを受けました。
原作の出来事を再現する工夫なんかもされていますし、3DCGの爽快感は2Dとは比べものになりません。
作中のBGMもドラクエ感満載でワクワクしまくりw
スラりんがなぜ大神殿で登場したのか、占いババの正体が意外な人だったこと。
ピンクの聖水を飲んだことで自分の内面にダイブした理由なんかも、ラストまで見ることでガチッと線が繋がります。
とはいえ、いきなりラストで「VRゲームでした」を持ってくるのはインパクトありすぎてどうかなと。
僕はソードアートオンラインや異世界アニメも見ているのでスッと入ってきましたが、普通は理解不能になるかとw
ラストなのに席を立つ人が数名いましたよww
序盤でもう少し分かりやすい伏線があると良かったかもです。
(プサンが「こういう設定だから」と言っていたのは伏線かもしれませんがw)
また、VRゲーム感を出さずに、そのまま魔界の門を閉じてミルドラースを封印したままで終わることで、ドラクエ5をプレイしたいと思うユーザーもかなり増えたんじゃないかと僕は感じました。
ま、今度ドラクエウォークがでるのでVR感を出してそっちを意識したのかもしれませんが。
ちょっと辛口になりましたが、全体的な感想はドラクエ5を知っていればユアストーリーは面白い映画だと思います。
エンドロール後は僕らに対するメッセージ
ドラクエ映画ユアストーリーのエンドロール後は、一文だけで終わりです。
「Continue Your Adventure(あなたの冒険を続けてください)」
今回のユアストーリーは、近未来のVR体感ゲームをしている自分自身、という設定でした。
自分の選択がストーリー展開を決め、オリジナリティーのあるエンディングを作るのは自分ですよ。
ゲームだけではなく、現実もドラクエの冒険のように人生を楽しみましょう。
そんな風に言っている気がしました。